【訂正あり】東北電力vs楽天でんき!電力会社を乗り換えると本当に電気代が安くなるのかを検証してみた

検証過程において”燃料費調整額”と”再エネ発電賦課金”を考慮しなかったため、不公平な比較となっていました。

”燃料費調整額”と”再エネ発電賦課金”を抜いた『基本料金+従量課金部分』という純粋に使用量に対する料金同士の比較に改めました。訂正してお詫びいたします。

こんばんは!

家計防衛隊長 佐々木拓也です。

今日、1年会員さんのご相談の中でこんな話がありました。

Tさん
家に電力会社の人が来て「東北電力からうちに電力会社を乗り換えれば、絶対に電気代が安くなります!うちに変更しませんか!?」と言われたのですが、本当に安くなるのでしょうか?

今は東北電力や東京電力などの地域の電力会社以外にも、いろんな電力会社を選ぶことができます。

例えば、携帯電話会社であるauの”auでんき”やsoftbankの”おうちでんき”、我らが楽天の”楽天でんき”など多種多様な業種から電力業界に参入しています。

HPを見ると「乗り換えれば安くなる」と感じますが、実際のところはどうなのでしょうか?

今日は「電力会社を乗り換えればと本当に電気代が安くなるのかを検証する簡単な方法」についてお話をします。

今回は東北電力と楽天でんきのどちらが安いのか、佐々木家の実際の記録を元にリアル検証してみました。

早速検証に入りましょう!


手順① 現状の把握(契約中のプランと料金、使用量を確認)

まずは現状の把握です。毎月どれくらいの電気を使っているのかを確認しましょう。

電気代の明細を準備してください。わが家の例(東北電力)の明細だとこのような感じ。マジでリアルなやつです(笑)

※ちなみに本明細はH30.3月のもので、暖房は温水パネルヒーターです。灯油は一切買っていません。

”契約種別・容量”という項目が、現在契約中のプランになります。わが家は時間帯別A(やりくりナイト8”という”夜間電力割引あり”のプランになります。

”ご使用量”が一月で使った電力の使用量です。昼間と夜間の内訳が表記されていますが、今回はトータルの使用量が分かればOK。この月は917kwhですね。

最後に電気代を確認しましょう。ご請求予定額の部分は”22,047円”となっていますが、今回は”燃料費調整額”と”再エネ発電賦課金””は考慮せず、基本料金+従量課金部分(赤枠内)のみの比較します。

その場合、料金は”20,682円”となります。

20,682円=基本料金1,944円+昼間料金(1,952.1円+4,141.2円+7,555.99円)+夜間料金5,088.72円

ちなみに料金プランは下記の通り。構成は”基本料金+従量課金”となっており、使用量と昼間、夜間で1kwhあたりの単価が変わります。

手順② 乗り換え候補で試算

現状を把握したら、次は乗り換えを検討している電力会社の料金に当てはめて考えてみましょう。

今回は”楽天でんき”で試算してみることとします。楽天でんきの料金表がこちら。

地域によって料金が違うようですね。私が住んでいる東北電力エリアの場合。1kwhあたり26円という非常なシンプルな料金体系となっています。

東北電力では1,944円かかっていた基本使用料が、楽天でんきではゼロ円ですね。

ここまで分かれば、あとは使用量に掛け算するだけです。

①で調べた使用量は”917kwh”だったので・・・

乗り換えた場合の電気代

基本料金0円 +電気料金(917kwh × 26円/kwh) = 23,842円

となります。

手順③ 現状と乗り換えた場合を比較

では、最後に現状と乗り換えた場合を比較してみましょう。

試算結果

現在のプラン 20,682円 > 23,842円 楽天でんき

つまり、我が家の場合は「現在のプランの方が電気料金は安い」というという結果になりました。

しかし、一月だけで判断するのは早計です。これを1年を通して比較しましょう。我が家の場合を表にまとめました。100%リアルの数字なので、だいぶ恥ずかしい(笑)

”燃料費調整額”と”再エネ発電賦課金””は考慮せず、基本料金+従量課金部分のみで比較しています。

結果として1年トータルで比較してみても、楽天でんきに乗り換えるより東北電力のままの方が「年間9,237円安い」ということになりました。

しかし楽天でんきのアピールポイントの一つとして「電気料金200円ごとに1ポイントの楽天ポイントがつく」ので、それも加味すると・・・

”燃料費調整額”と”再エネ発電賦課金””は考慮せず、基本料金+従量課金部分のみで比較しています。

電気料金対して年間800ポイント弱付くことになりますが、それでも東北電力の方が「年間8,469円安い」という試算結果になりました。

結論

ということで、佐々木家の場合は『今のまま東北電力のままの方が安い』という結論となりました。

傾向としては、使用量が少ない月ほど基本料金のない楽天が有利で、使用量が多い月ほど東北電力が有利になるようです。月ごとに見れば楽天でんきの方が安くなっている月の方が多いのですが、数百円の微々たる差になっています。

わが家の使用量が最も増える時期は暖房を使う冬であり、その時期に東北電力が数千円の差を出しているところが勝敗の分かれ目となりました。

このように単月だけで比較するのではなく1年を通して比較することが大事であり、そのためには毎月の使用量と電気料金を記録しておくことが大事です。

記録するまではいかなくても、せめて明細は保管しておくことをオススメします。

新電力会社の注意事項

新電力会社の多くは「従量電灯」しかありません。昼間でも夜中でも1kw辺りの料金が同じプランのことですね。

言い方を変えれば「夜間電力割引」のようなプランは使えないということです。

特に寒冷地にお住まいの方であれば、電気代の安い夜間に蓄熱(もしくはお湯を沸かして)して昼間の暖房に使うというお家も多いかと思いますが、新電力会社の場合その技が使えなくなる可能性があります。

お使いの暖房、冷房機器の特性も加味して、電力会社を乗り換えた方が良いのかどうかを考えてみましょう。

また、従量電灯BもしくはC以外のプランのままでは楽天でんき申し込みすることはできません。

乗り換える場合は東北電力のプランを”従量電灯B”もしくは従量電灯C”に変更した上で申し込む必要があります。ちょいと面倒ですね・・・

セールストークを鵜呑みにするな!

一番損するのは、セールストークを鵜呑みにする人です。特に「乗り換えれば絶対に安くなりますよ!」と比較もせずに言い切ってしまうようなセールスには注意が必要です。今回のような手順を踏んでしっかりと比較検討してから決めましょう。

事なのは「基本使用料がゼロ円」だからポイントが付くからと言って、必ずしも安くなるというわけではないということです。

絶対に鵜呑みにせず、しっかりと自分の頭で考える。お金と向き合うということは基本面倒ですが、保険や携帯電話プランの見直しと同じで一度やってしまえばずっと節約効果の出るもの。頑張って見る価値はあるはずです。

また料金やサービスだけでなく、契約期間や契約解除などその他の条件もしっかり確認しておきましょう。

それでは家計防衛隊長 佐々木拓也でした!



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