あなたが団体生命保険を減らした場合の影響がどれくらいなのか、真面目に試算してみた。

こんにちは!

家計防衛隊長 佐々木拓也です。

 

昨日一昨日と予備自衛官の訓練に参加しており、不在でした。

今日から通常業務に戻っていますので、よろしくお願いします。

 

さて、今日は団体生命保険の話題です。

私は常々、「団体生命保険は誰もが満口必要なわけじゃないから、見直したほうがいいよ」という話をしています。

そういう私の考え方に批判的な方も多いようで、だいぶ前になりますが、このようなコメントを頂いたことがあります。

団体生命保険を減らすことへの批判

全国25万人を超える自衛隊の職員があなたの言う通り口数を減らしたら、不幸にも万が一のことが起きてしまったすべての隊員さんとそのご家族に必要なお金が届けられるでしょうか?

保険は相互扶助であり、個人の損得だけで軽はずみに減らしてもいいよなんて言うべきではありません。

 

「団体生命保険を減らす」系の話をすると、よくこういったお叱りを受けます。

普段は保険になんの興味も持たず、お金のことも奥さん任せの人が多いのに、団体生命保険だけには条件反射的に反応する。

これって何なのでしょう。

 

保険が相互扶助なのは分かりますが、ならば防生協や他の団体保険も満口入っているのでしょうか?

 

最初にハッキリさせておきたいのですが、私が言っていることは非常にシンプルです。

「その人にとって適正な額の生命保険に入りましょう」

ただこれだけです。

入りすぎている方が多いので、「減らしましょう」という言い方が多くなってはしまいますが。

 

そもそも生命保険がどれくらい必要かは、その人によってまったく異なります。

例えば、このような要素を一つ一つ考慮していく必要があるのです。

団体生命保険の口数を考えるときに必要な要素

・家族構成は?

・お子さんの教育方針は?

・月どれくらいの生活費が必要?

・持ち家or賃貸?

・お葬式やお墓はどうする?

・何歳分まで見積もる?

・遺族年金はどれくらいもらえる?

・自衛隊からの死亡退職金はいくら?

・奥さんが働いたら、どれくらいの収入を得られそう?

・現在の貯蓄は?

 

ザックリ言っても、このような質問に一つ一つ答えていって計算して初めて「その人に必要な生命保険の額」が見えてくるのです。

 

計算の結果1000万円(17口)あれば十分という人もいれば、3000万円(50口)必要だという方もいらっしゃいます。

少なくとも、一律で6000万円(満口)必要ということはありえません。

 

計算した結果「3000万円あればOKなんだ」とわかった上で、「相互扶助だから満口入る」というのなら、それはその人の選択です。

 

でも実際はどうでしょうか。

・満口入れと言われたから、満口入っている

・上司から”仲間のためのだから”と言われたから入ってる

という方がほとんどじゃないでしょうか。

それって思考停止ですよね。

 

と言うか、そもそも団体生命保険って、誰のために入っていますか?

誰のための団体生命保険?

あなたは誰のために団体生命保険に入っていますか?

誰を守るために、毎月高額な保険料を払っているのでしょうか。

 

まさか部隊のために入っているんじゃないですよね?

あなたの大切な人を守るためではありませんか?

奥さん、子どものためではないのですか?

 

だったら、奥さんの声を聞いてみませんか?

あなたにとって大切な人の声を聞いてみませんか?

奥さん(独身者であれば親御さん)は、そんなに多額の生命保険を望んでいますか?

 

上司からの指導や先輩から言われてきたこと、自衛隊内の常識も大切だと思います。

無視もできないと思いますし、それは自衛官として勤務していた私もよくわかります。

 

それでも一番大切にすべきなのは、部隊でもなく上司でもなく、保険で守られるご家族の声です。

 

自衛官の奥さんの多くは、定年が早いことに相当な不安と危機感を持っています。

それは自衛官が思うよりもずっとずっと大きいのし、だからこそ少しでも家計を見直して、貯蓄に回したいと思っています。

 

しっかりと計算して、適正な額に調整してあげるだけで、月数千円も節約できるようになることもザラです。

その数千円を将来のためにiDeCoなどで積み立てるだけでも、将来は大きな貯蓄に育つでしょう。

 

そんなわけで、団体生命保険の口数で迷ったら、「保険は誰のために入っているのか?」をもう一度考えてみて下さい。

そして、その人の声を一番大切に聞いてあげて下さい。

 

とは言え、「減らすことには抵抗がある」という方もいらっしゃると思うので、減らしたらどれくらいの影響があるのかを具体的な数字を元に考えてみましょう。

あなたが団体生命保険を減らしたら、どれくらい影響があるか

最初のコメントに戻ります。

全国25万人を超える自衛隊の職員があなたの言う通り口数を減らしたら、不幸にも万が一のことが起きてしまったすべての隊員さんとそのご家族に必要なお金が届けられるでしょうか?

 

そもそも私の言ったことを25万人が実践してくれるというのがアリえないことです。

そんなに影響力があるのなら嬉しいですが(笑)

 

まず保険は自分が払った保険料の分、受け取る仕組みです。

還付金も自分が払った分しか受け取れません。

 

ちょっとしか保険料を払っていない人は少しだけ。

多く保険料を払った人はそれだけ多くもらえるのが保険です。

 

払った保険料に関係なく一律もらえる保険なら「必要なお金が届けられなくなる」可能性がでてきます。

実際はあくまでも、払った保険料のをもらえるだけなのだから、必要なお金は届けられるでしょう。

 

それでは、あなたが口数を減らすことでどれくらいの影響があるか、実際に数字で検証してみましょう。

 

団体生命保険で年間集まる保険料の合計は、自衛官25万人全員が満口加入していると仮定すると・・・

月1万円 ✕ 25万人 ✕ 12ヶ月 = 300億円

となります。

 

では、私のYoutubeやブログを見てちゃんと考えて保険を見直したとして、この300億円からどれくらい減るのでしょうか。

仮に半分の50口にした人が1000人いたとしたら・・・

5,000円 ✕ 12ヶ月 ✕ 1000人 = 年間6000万円

という計算となり、年間6000万円の保険料収入が減ることになります。

これは%で言うと、0.2%です。

 

例え10倍の1万人が口数を半分にしたとしても、2%の影響しかないことになります。

逆に言えば、あなた1人が半分に減らしたところで、その影響は0.0002%(200万分の1)でしかないのです。

 

さぁ、これでこの制度は揺らぐと思いますか?

制度を維持するのは、運営側の責任

もし、この程度で揺らぐような制度なら、一度見直したほうがいいですね。

ましてや毎年納めた保険料の4割以上が還付金として戻ってきている現状を見ても、相当に余裕があると言わざるを得ません。

 

もっと言うと、そもそも団体生命保険を維持する責任は”運営側”にあります。

もし口数が減って運営に支障があるというのなら、運営側が制度を維持するためにすべきことがたくさんありますよね。

 

例えば・・・

・各駐屯地(基地)にいる保険の常駐員を減らすなど、経費削減の努力。(そもそも、なぜニッセイと明治安田の2社必要なのか?)

・4割もある還付金を減らす。

・保険料を上げる。(実際に団体医療や団体傷害は保険料が上がっている)

パッと思いつくだけでも、できることがたくさんあるはずです。

 

普通に考えて、「みんな口数減らすと制度が維持できないから」って、お客さんにムリヤリ加入させるって意味が分かりません。

「保険会社潰れるから皆やめないで!」って言っているようなものですよ(笑)

迷ったら原点に還って考えよう!

そんなわけで、「団体生命保険を減らすなんてけしからん!」という方が未だに多いのですが、迷ったら「そもそも誰のための生命保険なのか?」の原点に立ち返りましょう。

 

その上で、しっかりと根拠を持って見直して、適正な額の団体生命保険に入りましょう。

そこで節約できたお金は将来の貯蓄に回すなり、大切な人のために使うなりした方が、よっぽど幸せに結ぶ付きます。

 

何度でも繰り返し言いますが、私が言っているのはとてもシンプルなことです。

「その人の状況にあった適正な額の団体生命保険に入りましょう」

ただこれだけなのです。

 

団体生命保険と言えど、あくまでも任意の保険です。

 

保険料を払うのは個人なのだから、個人の損得で決めて良いんですよ。

あなたにとって一番いいと思うお金の使い方をしていいんです。

団体生命保険に入ったら幸せになるってわけじゃないんですから。

 

団体生命保険は、部隊のために入るものじゃない。

あなたの大切な人を守るために入るものです。

そこを絶対に忘れないで下さい。

 

さあ、あなたは誰のために団体生命保険に入っていますか?

その保険の額を、あなたの守りたい人は望んでいますか?

 

誰かに言われたから、じゃなくて自分自身で考えてみて下さいね。

 

それでは家計防衛隊長 佐々木拓也でした。

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