『再任用』と『再就職』、自衛隊定年後の待遇はどちらが良い?

再任用・再就職

こんにちは!

家計防衛隊長 佐々木拓也です。

 

現役自衛官の幹部の方から『再任用』についてのご質問を頂いたのでお答えします。

 

ちなみに『再任用』というのは、一般企業で言う『再雇用』です。

一度定年退職した自衛官が、再度自衛官として任用されることを指します。

 

まずは、頂いた質問から確認してみましょう。

再任用しても手取り20万円くらいしか貰えない?

いつも分かりやすい情報ありがとうございます。

一つ教えて頂きたい事があるのですが、定年延長(再任用)についてですが、これはお勧めの制度なのでしょうか?

 

人事担当幹部は「再任用しても手取り20万くらいしか貰えない。」と言います。

 

これは基本給の事で、その他の扶養手当や地域手当はなどは残るのではないでしょうか?

一般的には、7割に落ちると言いますが、手取り20万円は余りにも低くなり過ぎなのではないかと思うのですが、どう思われますか?

俸給は階級によって固定

質問を受けて改めて『再任用』について調べてみました。

 

まず俸給についてです。

再任用時の俸給(基本給)は、階級によって固定されます。

下の図を御覧ください。

これは自衛官の俸給表で、一番下に『再任用職員』という行があります。

これが再任用後の俸給です。

 

階級で固定されるので昇給等はないようです。

例えば3佐の方だと、再任用後の俸給は一律334,000円になります。

 

では俸給が分かったところで、手当がどうなるのかを確認してみましょう。



つく手当、つかない手当

再任用後はつく手当、つかない手当に分かれます。

現役時代のようにフルで手当がつくわけではないので、ここは注意が必要です。

それでは確認してみましょう。

再任用後も支給される手当(代表的なもの)

・通勤手当

・地域手当

・広域異動手当

・営外手当

・航空手当

・落下傘隊員手当

・勤勉手当

・期末手当

再任用後は支給されない手当(代表的なもの)

・扶養手当

・住居手当

・単身赴任手当

・特地勤務手当

・寒冷地手当

再任用と再就職どちらが良いかの結論

まず待遇の面で言えば、再就職後の給料は『手取り15万円前後』という事例が多いです。

一方、再任用後の俸給は現役時代には劣るとは言え、再就職先の給料よりは良い可能性が高く、全てではないにせよある程度手当もつきます。

 

また、再就職の場合はまったく新しい職場、仕事内容でゼロからのスタートになります。

一方再任用の場合は、配置転換はあるにせよ、今までと同じ組織同じ階級で仕事ができます。

『強くてニューゲーム』みたいなものですね。

 

これらのことを総合すると、待遇的にも職場環境的にも、再就職よりも再任用のほうが幸せになれる方のほうが多いのではないでしょうか。

 

何はともあれいちばん大事なのは、

「定年後はどんな働き方をしたいのか?」

「どういう生き方をしたいのか?」

ここをシッカリとイメージすることだと思います^^

 

イメージできたら、それを実現するための準備を少しでも早く始めて下さい。

もちろんお金のこともしっかり準備しておきましょう。



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家計防衛隊長
元陸上自衛官にして、日本唯一の自衛官専門ファイナンシャルプランナー。金融機関とは一切関わりのない完全独立型FP。 好きなテーマは、保険の見直しとiDeCoをNISAを活用したインデックス投資。 趣味はデュエマ。 好きなアニメは『魔法少女まどか☆マギカ』でマミさん推し。 男女女の三児の父。