危険な救援活動に赴く自衛官の”災害派遣等手当”について

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こんばんは!家計防衛隊長 佐々木拓也です。

今日の午前中、群馬県の草津白根山で噴火があり、スキー訓練中だった陸上自衛隊の隊員が巻き込またという報道がありました。

一時は全員救出という報道があったので安堵していたのですが、残念ながら1名が噴石が原因で亡くなられたとう続報があり・・・

40代後半の方だったそうで、国防の任を全うし定年退職を迎える直前だったと思うと無念でなりません。

心よりご冥福をお祈りいたいます。

早速災害派遣要請があり、近傍の部隊は情報収集等の災害派遣活動に従事しているとのこと。

どうか二次災害等なく、無事に任務を完遂されることを祈るばかりです。

目次

危険な災害派遣に赴く自衛官の待遇は・・・

地震や津波、鳥インフルエンザ対応に原子力災害、そして今回のような噴火・・・

自然災害が起こると真っ先に対応するのが自衛隊です。

消防や警察よりも危険な地域での活動、危険な任務に付くことも多く、まさに最後の砦となっています。

そんな自衛官たちが危険な災害派遣任務についた際に支給されるのが、”災害派遣等手当”です。

危険と隣り合わせの任務に対する手当はどれくらいなのでしょうか。

日額1,620円(平成30年1月現在)

手当額については任務の性質によってかわる場合があります。

東日本大震災では、ご遺体の搬送や原発地域での活動に対しては大幅な増額がありました。

支給の要件として「引き続き2日以上作業に従事」とありますので、1日だけでは支給されません。

連続2日以上の勤務が必要です。

ただし、”生命に著しい危険を伴う人命救助は1日でも支給”とあるので、災害の規模などによって変わるようです。

災害派遣活動に従事する自衛官の想い

今回は災害派遣等手当について取り上げましたが、災害派遣活動中の自衛官は手当がどうとか、そんなことは微塵も考えません

与えられた任務を完遂すること、目の前の人々を救うことに全力を傾けます。

普段、どんなにチャランポランしているような人でも、イザとなればバチンとスイッチが入って任務の完遂に務めるのが自衛官。

それが自衛官の存在意義ですから。私自身、岩手・宮城内陸地震や東日本大震災などの災害派遣に従事したことがあります。

特に東日本大震災のときは、被災地ど真ん中の宮城県多賀城駐屯地に勤務していたので、家族の安否も分からぬまま気仙沼に出動しました。

災害派遣は、必然的に被災地近傍の部隊が出動することになります。

当然、出動する隊員本人も送り出すご家族の皆様も、自ら被災者である場合も多いです。

イザ!というときには一番大切な人のもとを離れていくのが自衛官の宿命。

だからこそ、「今この瞬間」を大事にしてほしいなと心から願います。

今この瞬間も災害派遣活動に従事している方が大勢いることでしょう。

無事に任務完遂することを願うばかりです。

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