自衛官候補生に支給される『自衛官任用一時金』とは

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こんばんは!家計防衛隊長 佐々木拓也です。

間もなく新隊員の前期教育も終了ですね。3ヶ月間、ともに汗をかき涙を流し苦楽をともにした仲間たちともお別れです。思い出してみれば、あっという間だったのではないでしょうか。

同期たちとの残り少しの時間を悔いのないように、精一杯楽しんでくださいね^^

さて、自衛隊に入隊する一般的なコースとしては、『自衛官候補生』と『一般曹候補生』の2つがあります。この2つの違いは別の機会に改めてお話するとして・・・

『自衛官候補生』については前期教育が終わり『2士』に任官する際に、『任用一時金』というものが支給されます。今回はこれについて解説します。

目次

任用一時金の金額は?

任用一時金の金額は、平成30年度現在下記の通りとなっています。

176,000円

なぜ自衛官候補生だけに『任用一時金』が支給されるのでしょうか。おそらく自衛官候補生の前期教育期間の給料が、一般曹候補生に比べて低いためその埋め合わせのようなものかなと個人的には思っています。

自衛官候補生と一般曹候補生の初任給の違いを比べてみると・・・

・自衛官候補生 → 131,800円(自衛官候補生手当として支給)
・一般曹候補生 → 167,700円(高卒で入隊の場合)

比べてみると、月額で約3万6千円の差があることが分かります。3ヶ月トータルの差額が約10万8千円なので、差額を埋めてさらにプラスになる額は支給されるようです。

ただし、注意事項がいくつかあります。

【注意点1】自衛官候補生は6月のボーナスが支給されない

自衛官候補生は任用一時金を支給される代わりなのか、6月のボーナスは支給されないようです。

一般曹候補生は任用一時金がない代わり、6月のボーナスは支給されます。

先程、「前期教育中の給料の差額を埋めてさらにプラスになる額が支給される」というお話をしました。しかし、自衛官候補生はボーナスが支給されないので、結局は一般曹候補生の方が収入面では上回ることになりそうです。

【注意点2】一定期間内に退職すると、返還しなくてはならない

任用一時金は、ある一定の期間内に退職した場合は返還しなくてはいけません。

「任用一時金をどれくらい返還しなくてはいけないか?」は、2士任官後どれくらい勤務したかで変わってきます。表にまとめるとこの様な感じです。

おおまかなイメージとしては、1任期終了前に退職すると返還義務が発生すると思って頂けると間違いないかと思います。

もし自衛官候補生で入隊し任期途中で退職する事を決めた場合は、この事を頭に入れておいてください。決して「使い切ってしまってありません」なんてことがないように気をつけましょう。

任用一時金は大事に使おう!

というわけで、今回は自衛官候補生に支給される『任用一時金』についてお話をしました。いかがだったでしょうか。ちなみに具体的な支給時期は分かりませんでしたので、班長や班付に聞いてください。

任用一時金は、一生に一度だけ支給される大事なお金です。パーッと使い切ってしまうことのないように、シッカリ考えて大事に使ってくださいね。

お金のセンスは若いときに磨いておきましょう!

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