保険の見直しの肝は”保険商品”ではない

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こんばんは!家計防衛隊長 佐々木拓也です。

保険を見直すというと、どうしても「どこの保険会社がいいか?」「どの商品がいいか?」という考えになりがちなのですが、実は大事なのはそこではありません。

今日は保険商品について考える前に知っておいて欲しいことをお話しします。

目次

保険の目的は何?

保険というのはあくまでも何かを達成するための”手段”です。”手段”の前には”目的”があります。

保険の目的はなにか?というと「想定されるリスクが発生したときにダメージを軽減する」ことです。

具体的にいうと…

・大黒柱である旦那さんに万が一のことがあって収入が途絶えてしまったときに備える。
・病気や怪我で多額の医療費がかかってしまったときに備える。
・自動車事故で多額の賠償をしなくてはいけなくなった場合に備える。
・火災や自然災害でマイホームが損害を受けた場合に備える。

というようなリスクに対して備えるための、数ある手段の中の一つが”保険”です。

保険だけがリスクに備えるための唯一の手段ではなく、数ある手段の中の一つが保険なのです。

ですから、自分の貯蓄で対処できるリスクに関してはわざわざ保険で備える必要がない場合もありますし、そういう選択もありです。

ただ「必要があるのかないのか?」を考えるときは、もう一歩踏み込んで考える必要があります。

あなたがもう既に持っているもの

それは「今すでに持っている保障はないのか?あるとすればどれくらいあるのか?」を知ることです。

特に優先して考えるべきは国や会社などからの「公的保障」についてです。

例えば、高額療養費制度や一部負担払戻金などの健康保険制度。

万が一の時の、遺族年金や死亡退職金、子供の医療費助成制度などなどです。

こういった今すでに持っているものを把握した上で、それでも足りない部分を自分の保険でカバーするという流れで考えると、過度に保険に頼らなくても良くなります。

保険に入り過ぎてしまう理由

保険に過剰に加入してしまうのは、多くの場合「不安だから」です。

そしてその不安は、多くの場合「漠然とした不安」でしかありません。

漠然とした不安には漠然とした対策しかできません。保険の入り方も良く分からないけれど手厚く入っておく、みたいになりがちです。

そうではなく、リスクの実像を目を逸らさずに見据え(怖いけれど)、今すでに自分が持っているものを把握して、それでも足りない部分を守るために具体的な手段を選択していく。

その手段の一つが保険だということを認識すれば、あなたがまずやるべき事が何かがうっすらと見えてきませんか?

まとめ

こまでの話をシンプルにまとめれば、

1 目的地の把握
2 現状の把握
3 手段の選択

という事になります。

保険の見直しの肝は”保険商品”ではありません。まずは目的をハッキリさせることこそが大切なのです。

目的が曖昧なまで保険を見直そうとしても、的確な答えは出ません。明確な目的があってこそ、的確な答えが出てくるのです。

繰り返しになりますが、シンプルにまとめれば、

1 目的地の把握
2 現状の把握
3 手段の選択

保険を見直す場合は、ここをシッカリと把握するところから始めましょう!

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