こんばんは!家計防衛隊長 佐々木拓也です。
今日はねんきん定期便のお話です。
ねんきん定期便、取ってますか?
さて、あなたは『ねんきん定期便』をご存知ですか?
そう、毎年の誕生月に届くあのハガキのことです。
公務員版だとデザイン等に若干の違いがあるかもしれませんが、だいたいこんな感じのハガキです。
「あー、このハガキ見たことある!」
という方も多いかと思いますが、保管していますか?もしかして、ろくに確認もせずに捨ててしまっていませんか?
ダメです!
もしねんきん定期便が届いたなら、絶対に捨てずに取っておいて下さい。
実はこのねんきん定期便、保険に投資に大活躍の使えるヤツなのです。
ねんきん定期便の使いみち① 保険編
ねんきん定期便の一番の使いみちは、保険の見直しのときです。
保険を見直す際は『現時点で国からどれくらい保障されているのか?』を最初に把握することが大切です。
その『国からの保障』の重要な部分の1つに『遺族年金』というものがあります。
年金というと『老後』というイメージがあると思いますが、実はそれよりも大切な役割が『遺族年金』です。
遺族年金とは
遺族年金というのは、読んで字の如く『万が一のことがあった場合に遺族に対して支払われる年金』のことを言います。
亡くなった方の収入やお子さんの数で金額は変動しますが、月額10万円前後は支給される可能性があります。
仮に月額10万円だとしても、年間120万円、10年で1200万円となかなか無視できない金額ですよね。
こういった万が一の場合の収入を考慮すれば、その分団体生命保険などを減らすことができます。
例えば、計算した結果3000万円の保障があれば良い人がいたとして、そのうちの1200万円を遺族年金でカバーできれば、団体生命保険への加入は1800万円で済むわけです。
遺族年金を把握しよう
遺族年金をしっかりと把握することは、保険料を節約する上での大きなポイントとなります。
そして、この『遺族年金』を試算する時に役立つのが『ねんきん定期便』なのです。
Money’s Boot Campで配布している『団体保険把握表』内蔵の『遺族年金簡易計算表』に、ねんきん定期便の内容を入力すると、簡単に概略の遺族年金額が分かります。
ブートキャンパーの皆さんは、ぜひ試してみてくださいね。
これだけで月の保険料が数千円変わってきたりするので面白いですよ^^
ねんきん定期便の使いみち② iDeCo編
ねんきん定期便は、iDeCo(確定拠出年金)でも出番があります。
iDeCoを申し込む際、部隊に記入してもらう書類があります。
それをお願いする際に『基礎年金番号を確認できる書類』が必要な場合があるそうです。
公務員は『年金手帳』が支給されないので、『基礎年金番号を確認できる書類』となると『ねんきん定期便』くらいしかありません。
もしこの時「ねんきん定期便を捨ててしまった!」となると、ねんきん定期便を再発行してもらう手続きをすることになります。
しかし、KKR(国家公務員共済組合連合会)のHPによると、再発行にはなんと2〜3ヶ月程かかるとの事・・・
ねんきん定期便の再発行に2〜3ヶ月、iDeCoに書類を提出してからさらに2〜3ヶ月となるので、時間的にかなり大きなロスとなります。
中にはこの時点で心が折れる方もいらっしゃると思います。
そうならないように、ねんきん定期便は毎年必ず保管しておきましょう。
ねんきん定期便は捨てちゃダメ!ゼッタイ!!
というわけで今回は『ねんきん定期便』についてお話しました。
興味のない状況であれば気にせず捨ててしまうようなものでも、状況が変わると『すっごく重要なモノ』になることがあります。
私もよく書類を捨ててしまうことがあるので、予防策としてとりあえず写真だけでも撮っておくとか、Evernoteなどにスキャンしてデータ化しておくかするようにしています。
ねんきん定期便においても『保管しておく』のと合わせて、『データ化する』ということを習慣づけておくことをオススメします。
ねんきん定期便は捨てちゃダメ!ゼッタイ!!
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