こんにちは!家計防衛隊 佐々木です。
保険は想定されるリスクに備えるものですが、「全てのリスクに備えられるか」と言えばそういう訳にはいきませんよね。なぜならば、支払える保険料には限界があるからです。
だからこそ、自分にとって備えたいリスクに優先順位をつけて、「優先順位の高いものから備えていく」ということが大切になってきます。
では、備えたいリスクの優先順位は、どのように考えればいいのでしょうか。
どちらのダメージが大きい?
私は「自分の家計では受け止めきれないリスクから順番に備えていくべき」と考えています。
もっと簡単に言うと「起こってしまった時にダメージが大きいものから備えていく」と言ってもいいかもしれません。
例えば、
・旦那さんが亡くなった時
・旦那さんが入院した時
であれば、あなたにとってどちらがダメージが大きいでしょうか。
佐々木家であれば、やはり私が亡くなった場合の方がダメージが大きいと思います。なぜならば、私の収入がすべてなくなり、子育ても妻一人でしていくことになるからです。遺族年金等である程度ダメージは吸収されるとは言え、それだけで吸収しきれるものではありません。
よって、吸収しきれないダメージを「生命保険でカバーする」という考え方になります。
どこまで自力で耐えられるか
入院については、”医療費の発生”というの支出面では”高額療養費制度”等の医療の負担軽減制度があるので、支出の限界はある程度想定できます。
仕事ができないことによる収入減は、有給や傷病手当金などである程度カバーすることができますし、しばらくの間は貯金を取り崩すことで耐えられる可能性が高いです。
よって、医療保険や傷害保険といった保険に関しては、生命保険よりも優先順位が下がるということになります。
それでは、自動車保険などの損害保険の分野はどうでしょうか?
損害保険の優先順位
と言うわけで、今は生命保険と医療保険の優先順位について考えましたが、これは生命保険だけでなく自動車保険などの損害保険の分野も含めて考えるべきです。
損害保険の分野も含めて考えると、優先順位は大きく変わってきます。
損害保険の分野も含めて考えると、ダメージが一番大きくなる可能性が高いのは…
自動車事故
だと考えています。
万が一自動車事故で誰かを死なせてしまったりすれば、数千万〜数億円の賠償責任を負う可能性がありますが、あなたはこの金額を家計で受け止めきれますか?
ほとんどの方は受け止めきれないと思います。だから、自動車保険は「対人対物無制限」で加入するのです。何にも優先して。
自転車事故のリスク
最近は車だけではなく、自転車事故でも1億円近い賠償責任が発生する事例がありました。
だから、そこをカバーできる”個人賠償責任保険(団体傷害保険の100円の特約など)”も優先順は高い保険だと思います。
加えて、誰かを死なせてしまった場合に数億円の賠償責任が発生する恐れがあると言うことは、また逆も然り。自分自身も、それくらいの損害が発生する恐れがあるとういことです。
よって、それらを家族含めてカバーできる”人身傷害保険”も優先順位が高い保険だと考えています。
そう言った意味で、自動車保険はすべての保険の中でもっとも大切な保険だと考えています。
何億円ものダメージを、月々たった数千円の保険料でカバーできると考えれば、安いものだと思いませんか?
もう一つ言えば、私は「病気やケガによる死亡よりも、自動車事故で死亡しする確率の方が高い」と思っているので自動車保険では妥協しません。バイクも同じですね。
全ての保険の中で自動車保険が一番大切。
大事なことなので2回言いました(笑)
以上のことを踏まえ、私が保険に優先順位を付けるとしたらこうです。
私の保険の優先順位
自動車保険を最優先とした場合、それ以下の優先順をつけるなら…
- 自動車保険(対人対物)
- 個人賠償責任保険
- 自動車保険(人身傷害)
生命保険 - 火災保険
地震保険 - 自動車保険(車両保険)
- 医療保険
- 傷害保険
と言った感じですかね。
優先順位が低いところは、「貯蓄等で対処できるから保険は不要」と言った判断もありえるでしょう。また、今は必要でも、資産形成をしっかりすることで将来的に不要にできる可能性があります。受け止められるダメージが増えるからですね。
だからこそ保険と資産形成は連動しており、両方大切なのです。
保険からの卒業
よって私は、
「資産形成ができるまでは保険を活用し、資産形成がある程度できてきたら保険を卒業する」
ことを理想としています。
あなたにとって、起こってしまった時にダメージが大きいリスクは何ですか?優先順位をつけるとしたら、どういう順番になりますか?
これは職業や収入、家族構成などの各ご家庭の状況によって大きく変わるでしょう。
しかし自動車保険だけは、どのご家庭でも最優先されるべき保険だと思っています。
そう言ったことも踏まえて、生命保険と損害保険を分けることなく全体の中で優先順位を付けて保険の見直しを進めましょう。だからこそ保険の見直しを相談する場合は、生命保険と損害保険の両分野に精通した方に相談することをオススメします!
コメント