ヤフー知恵袋を勝手に解決!団体生命保険、私ならこう見直す

こんにちは!

家計防衛隊長 佐々木拓也です。

 

今回は前回の『ヤフー知恵袋の保険相談に勝手に答えてみた(前編)』へのアンサー記事になります。

まだご覧になっていない方は、まずは前回の記事からどうぞ。

ヤフー知恵袋の保険相談に勝手に答えてみた(前編)

「あなたならどう見直しますか?」という問いにどう答えましたか?どう考えましたか?

 

それでは私の見直し案を発表しますね。

家計防衛隊長の見直し案

1:まずは生命保険から

私が保険の見直しをしていく際は順番が決まっています。

生命保険→医療保険の順です。

これは『発生したときにダメージの大きい順』に見直していくという考えからです。

 

病気やケガで入院なども大変ですが、やはり最も大変なのは『死亡』したときですよね。

何しろ今後得られるはずだった収入も何もかも失われてしまうからです。

ご家族が扶養に入っている状況であれば、突然収入を立たれるわけですから今後生活していけるかどうかという状態になる可能性もありますよね。

 

というわけで、まずは「どれくらい生命保険額が必要か?」かについて試算します。

奥さんが自分で収入を得る方法を持っているかどうかによっても変わってきますが、今回は奥さんは扶養に入っているという前提で考えます。

必要保障額の計算過程

試算の前提
【前提①】 妻がまだ21歳と若いので、生命保険でカバーするのは子供が大学を卒業するまでの21年間とする。

【前提②】夫が亡くなった後、妻は実家に帰ることを選択。

【前提③】妻は正社員を目指して仕事を始める。

【前提④】試算する上で再婚は考慮しない。

以上の前提を元に試算してみると、こうなりました。

万が一の場合の支出予定
【ポイント①】 妻は実家に帰り、毎月3万円を実家に納める。

【ポイント② 】毎月の生活費は25万円を想定。将来への積み立ても込み。

【ポイント③】子供の進路は高校まで公立、大学も国公立(一人暮らし)を想定

万が一の場合の収入予定
【ポイント①】中高齢寡婦加算は、子供が18歳を超えたとき妻が40歳未満なので小額。

【ポイント②】死亡退職金は夫の死亡時の俸給22万円、勤続年数3年、任満金は受け取っていないと想定。

【ポイント③】妻の収入はフルタイムで働いて月15万円を想定。

 

最後に支出と収入を差し引きすると、今現在必要な保障額が出てきます。


※試算に使用しているワークシートはこちらで提供しております。

つまり今回の相談者さんに最低限必要な保障は・・・

現時点で必要な団体生命保険
必要保障額:約2200万円
団体生命保険:35口

ということになります。

 

ただし、これはあくまでも『最低限』のラインです。

妻が働いた場合の収入や年数が想定よりも低かった場合なども考慮して、もう少し上乗せし余裕を持たせることも検討すべきだと思います。

これはまた後ほど。


月の生活費を25万円にしている理由

今回の試算の一つのポイントは『生活費25万円』という部分です。

21歳の旦那さんのお給料は、勤続年数から考えておそらく20万円代前半。

奥さんが仕事をしていないと仮定すると、生活費もその範囲内で生活しているはず。

 

さらに、旦那さんに万が一のことがあった場合の遺族の生活費は、約8割に下がると言われています。

つまり家賃抜きで20万円で生活していたとすると、夫がなくなった後は16万円程度に下がるということです。

 

とは言え夫が亡くなり妻が働きに出るとなると、実家暮らしとはいえ保育園等に預ける必要が出てくる可能性が高く、その分の出費が増えます。

減る出費と増える出費を考えるとあまり変わらないとすると、基本的な生活費は20万円とします。

 

それでも5万円多いですよね。

実はそれは『将来のための積立分』としての上乗せです。

 

今回の相談者さんは21歳とまだ若い。

つまり、まだ先の長い人生をすべて保険でカバーする必要はないし、それは保険料的にも現実的ではありません。

保険で一生涯をカバーするのではなく、月5万円の積立をすることでお子さんが巣立っていった後の資金を準備するという作戦です。

この作戦を実行すれば、お子さんが巣立っていく21年後にはこれくらいの資産形成ができてきる可能性があります。

試算の想定
・毎月の積立は5万円
・期待リターンは年4%で試算
・期間はお子さんが大学を卒業して巣立っていくまでの21年間を想定

約2000万円といったところでしょうか。

 

お子さんが22歳で巣立っていくとき、相談者さんは42歳。

更にここから65歳までの23年間運用を継続していくとどうなるか・・・

試算の想定
・月の積立は5万円から3万円に減額
・資産配分を若干安全寄りに修正し、期待リターンは年3%とする
・期間はお子さんが大卒で巣立っていく21年後の42歳〜65歳の23年間を想定

試算結果は、なんと5000万円超。

自分の老後資金としては、十分すぎるほど準備できるはずです。

投資という手段を使っている以上必ずしもこの資産通りにいくとは断言できませんが、多少下方修正されたとしても相当の額の資産形成ができると見積もることができます。

生命保険で一生涯の保障も一つの手だが・・・

もちろん多額の生命保険で一生涯を保障しておくことも、一つの選択肢ではあります。

ただ、それでは毎月の保険料も大きくなる上に、あくまでも『万が一のことがなければ消えていくお金』です。

 

そこで私は若い方の場合は万が一の保障は最小限にして、資産形成部分も考慮した必要保障額を出すよう提案しています。

こうすれば「万が一の場合の保障を準備しつつ、夫亡き後の老後資金の準備まで達成できる」ということになります。

故にお子さんに頼らずに、むしろお子さんをサポートしながらの悠々自適な生活を送ることも可能になってくるわけです。

保険と投資は車の両輪

さて、今回は『生命保険』の部分を考えてみましたがいかがだったでしょうか?

保険と投資は車の両輪です。

保険だけで考えても、逆に投資だけで考えてもダメ。

両方をどれだけバランスよく活用できるかが勝負になってきます。

 

今回ご紹介した私の案一つの案に過ぎません。

いろんな考え方がある中の一つとして、あなたの保険の見直しの参考にして頂ければと思います。

 

それでは次回は『医療保険』の部分を見直していきたいと思います。

次回もお楽しみに!

 

それでは家計防衛隊長 佐々木拓也でした。